医歯薬の「休日」

医歯薬の中でも医師の休日はなかなか取れないと聞いています。大学病院や一般病院は日曜祝日が休み、他に平日が一日お休みとなっているところが普通です。看護師や歯科医も同様で結構患者側からみると、休日が多いという印象があります。そして、地域の休日当番医制度で地域にある病院が順番で休日診療をしているのを、地域の広報誌などで見ます。各病院の状況はわかりませんがいろいろ調べてみましたら、勤務している病院の違いや自分が専門としている診療科によっても違いがあります。基本的に土日がお休みということになってはいるそうです。患者さんを担当しない麻酔科や放射線科、病理、法医などは休みです。ある病院の外科医の場合、月に1・2回の回診当番が休日にあり、これに無給でもでるそうです。
どうしても休みたい日があったり、家族と夏休みを取りたかったりする場合には、その前から根回しをしているようです。例えば、休みたい日の前後に手術は引き受けないとか、休みの前に処置をしておくか「その日はいないから」と患者さんに話しておく。その日までに片づけられるように日程を組んでいったりしているそうです。普通の休みの日でも、どこにでかけようと電話がかかってきて病院に呼び出されるか、意見を求められたりするそうです。さらに、手術をした患者さんの容態が気になると、やはり病院に出かけるそうです。そしてこれくらいをしなければ、患者さんや看護師などに信用されないと話しています。手の足りない病院では、休日専用のアルバイト医師を雇っているところも多いようです。10年目以下の訓練期間中の医師は1週間に1日の休みの日があります。また病院により違いもありますが、週休2日の病院もたくさんあるようですよ。
看護師にもいえることですが、入職の際には勤務体系や病院の管理体制などよく調べた上で、決めた方が後々問題にはならないでしょう。そして決まったことはしっかり守り、已む得ない場合はどうするかも決めておいた方がよいかもしれないです。そのあたりがあいまいな病院は「問題の元」。医師としてのスケジュールがしっかり決められていること、外来、検査、手術、病棟の管理など各人の処理能力を超えた無理な仕事量になっていないか、チェックし無理な体制が続くようならば病院側と相談しながら仕事をすることが大切です。せっかく国家試験に合格し医師や歯科医として努力を重ねきたのですから、規定通りの休日を取りリフレッシュした体で診療に臨んでもらいたいものです。

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