看護師の休日の過ごし方
入院病棟がない病院やクリニックの場合はカレンダーどおりに休めるところも多いのですが、入院病棟がある病院や高齢者・障害者などの生活施設などに勤務している場合は、対象者が24時間そこにいるので数人でシフトを組んで、24時間看護に当たらなくてはいけません。もちろんカレンダーどおりに休めるはずもなく、ほかの職種の人たちがゆっくり休んでいる休日に勤務することになります。
私も介護福祉士として看護師と一緒に勤務していたことがありますが、お盆も年末年始も患者さんや利用者がいる限り休むことはできないのです。しかし、そんな看護師は逆に楽しみもあります。カレンダーどおりの休みがもらえない代わりに、平日に休みが来ることが多いのです。通常なら休日混雑してしまう場所に平日、混雑になることもなくいけたり、土日休みの場所に平日の休みに行けたりするのです。ですから、エステや病院・旅行などに平日ゆっくり行けるという利点があります。
看護師の仕事は、日ごろ複雑な人間関係や過酷な労働条件、ミスのできない緻密さなどから非常にストレスの多い仕事といわれています。看護師たちは、こういった休みを使って思いっきりストレスを発散させて休み明けリセットして仕事に向かうのです。また、専門性が高く、進歩の速い仕事であることから、日々勉強が大切です。夜勤明けや休日を利用して、普段読めない医学や看護の書物を読んで勉強する人も多いです。