医療関係者の休みの実態
「医療関係者は休日が少ない」というイメージがある人も多いのではないでしょうか。そこでここでは、一般的に看護師がどれくらい休みをもらっているのかについて調べてみました。看護協会の2021年の調査データによると、看護師の年間休日の平均は約117.3日となっていました。1ヶ月で換算すると、平均して約9.7日の休みを取れる計算になります。看護師のシフトは、完全週休2日制と4週8休制が多くを占めています。完全週休2日制は1週間で2日休みが取れるという意味で、4週8休制は4週間で8日休みがあるということを指します。夏季休暇や年末休暇などを除くと、完全週休2日制は108日の休みがあり、4週8休制は104日の休みがあることが分かります。
中でも休みが取りやすい職場として、大学病院、クリニック、介護事業所、保育園などの施設が挙げられます。特に大学病院や国立病院は、福利厚生がしっかりしているため、休日の日数が多い職場で働きたい人におすすめの医療機関です。クリニックや介護事業所は、日曜日や祝日に休みが欲しい人におすすめ。保育園は、土日休みが欲しい人に最適です。土曜や日曜休みの現場は子育て世代の看護師に人気が高く、求人が埋まりやすい傾向にあります。土日休みを望むのなら、こまめに求人をチェックすることが大事です。
中でも病棟で働く看護師は、シフト制で夜勤があり生活リズムが崩れてしまいがちです。そのため、なるべく休日がしっかり確保されている現場を選ぶのが得策です。
看護師はいつも忙しいイメージがあるかもしれませんが、職場次第で休みはきちんと取得できる仕事です。休日日数や夜勤の有無は、体調に大いに影響する部分なので、転職する際はきちんと調べておきましょう。